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読書日記?

このところ、夏のメニュー替え準備等で多忙をきわめて、身も心もガタガタになっていましたが、ようやく峠を越えて少し落ち着いてきました。
『使い捨て店長』(佐藤治彦編)なんて退屈な新書をわざわざ読まなくても、何年も飲食業界で“雇われ店長”をやっている者であれば、誰でもここに書いてあるようなことくらいは身にしみるように知っているでしょう。今の会社に入って、現場で数週間休みなく働きはじめそして働き続けたとき、毎日大釜の前で長時間熱に炙られながら、こりゃ高村薫『照柿』の(というか、プロレタリア文学の)世界だな‥と感じていました。

金も休みもなくて、どうしたもんかと思いますが‥‥それでもなんとか都合をつけてペドロ・コスタとクローネンバーグの新作くらいは劇場で観たいと思いますが、果たしてどうでしょうか。観にいける本数が限られすぎていてなかなか独自のラインナップが組めず、観る映画がどうしても保守的なセレクトになってしまいがちなのが近年の悩みです。

『使い捨て店長』は内容がどうのという以前に、文章が味気なくて読み通すのが苦痛なシロモノ。新書ブームな昨今ですが、このテの味もそっけもない書物の氾濫を目にしていると、セカチューやらディープラブやらの刹那系の短絡的な小説群のブームのほうがまだ健全だったかもとおもう。本を読むということが、〈知識を得たりスキルを身につけたりするためのツール〉として期待されるというビンボーくささよりは、快楽を得るために読む。というほうが、圧倒的に健やかなんじゃないかと。

映画関連書でいうと、最近話題の(?)藤井仁子編『入門・現代ハリウッド映画講義』なんかは、確かになかなか刺激的だし必読の映画本だと思いますが、どうも教科書然とした文章が馴染まず、イライラする。丁寧丁重、そして退屈。いかにも大学の先生たちの書いた文章群。日本のある水準の映画ファンは、おそらくこれまで、素晴らしい映画本のいきいきした文章を浴びるように読んできたはず。そうした目からみると、昨今の啓蒙的で退屈な映画本の氾濫は一体どうしたものかと首を傾げずにはいられないんじゃないか。加藤幹郎の著作群とか、犯罪的な退屈さだとおもう。

そんななか、月刊誌『シナリオ』別冊の『脚本家 白坂依志夫の世界「書いた!跳んだ!遊んだ!」』が出ました。隅から隅まで、切ったら血の出るような文章群が載っています。そのなかでもやはり、連載時からごく一部で話題だった『人間万華鏡(カレードスコープ)』。スゲェ‥。

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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