8月17日(金) 晴れ中野へ。
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マルイ知人の頼みで中野の不動産屋へ行きました。中野に来るのはこの夏、2度目か3度目か‥。貴重な休みを堅い用事に費やすのは痛いけど、中野には今のうちにまた来ておきたかったのでちょうど良かった。
この夏、8月26日に
中野マルイ本店が閉店する、本当はその26日に来たいけれど、26日、高円寺にある自分のいる店は阿波踊りの影響で絶対に抜けられそうにないから、その前になんとか一度は訪れて、その最期の姿を見届けたかったのでした。
某不動産屋のS氏の車で中野区内を行ったり来たりしつつ、マルイ閉店の経緯を訊ねる。彼の言うところによると、あそこは本店のクセして借地で、これまで地主からは何度か出ていって欲しいという話もなくはなかったという。確かにマルイとしても中野本店はあまり利益が出ていなかったのだが、本店である手前閉めたくはなかった。それがここへきて、あの土地と建物を丸ごと買い取るというビッグな話が舞い込んだ。そうなるとマルイに打つ手はなく、泣く泣く閉じることに、という話だが‥。
「こういう話知ってます?なんでマルイって名前が付いたかって。まあ、都市伝説みたいなものなんですけど、けっこうあっちこっちで聞くから有名な(それなりに信憑性のある)話みたいなんですけど。
マルニ商店ってありますよね。」「あ、あのマルイの対面にある雑貨屋さんみたいな布団屋さんみたいな。ウチ、あそこで座椅子買いました。」「僕もあそこで買いました。で、マルイの社長が昔マルニ商店で働いていて、いじめられたというか結構酷い目にあって辞めたんですって。それでコンチクショウって‥。」「それでマルニのすぐ正面にマルイ出して対抗?」「って聞きました、マルニより(格)上だからマルイだって。」
だからマルニ商店が潰れるまでマルイ本店は閉められぬと頑張った。が、何と天下のマルイがあの貧相な寝具屋に負けたのだ、という。話半分に聞きつつ、S氏と別れたあとマルイ本店に足を踏み入れると、中野とマルイの歴史を伝えるパネル展が開催されていて、しばし見入ると、そこには以下のような記述が。
実は、〈創業のときのマルイが「丸井」じゃな〉くて、〈実は「丸二商会」からのれん分け〉での開業だった〈ため「丸二」と〉いう屋号だった。
なんだか、S氏の話とは幾分ニュアンスが違いますが‥。憎しみがあって、しかも結果負けて撤退するとあらばわざわざパネルにして公表するだろうか。まあどっちでもいいけど。
(中野という土地柄故か、中野では大手が必ずしも勝つとは限らないようで、幾年か前、巨大レンタルショップチェーンとして
TSUTAYAがあらゆる場所でマイナーなビデオレンタル屋を駆逐しつづけていた時代、中野5丁目にあったTSUTAYAは、殆ど隣接するような場所にあり競合していた某ビデオ屋との争いに敗れるようにして、いつの間にか閉まっていました。)
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マイフェアボーイこの春から夏にかけて、TBS系昼ドラで
『マイフェアボーイ』(マイフェアレディのもじり、立派なレディを育てるんじゃなくて、立派なボーイを育てる、というプロット)っていうのが放映されていました。これの舞台が中野で、馴染み深い場所場所がわんさか登場、ドラマの出来不出来とは別に、毎回楽しくみていたのでした。
マルイの裏のほうに住む主人公の主婦・アオイさん(
熊谷真実)が働く生ジューススタンド
「マハロ」は、
中野ブロードウェイの地下1階に存在するという設定(放映時、ブロードウェイでは「ロハス」というキャンペーンをやっていて、どっちがロハスでどっちがマハロだか、なんとなく混乱しました)。そのマハロの隣のアクセサリーショップで働く、
宇野実彩子似の女店員ルミさん(
通山愛里)が、
ミスドの付近で落とした財布。それを持って追っかけたAーBOYの優一君(
山本裕典、
『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜』の霊感少年)がストーカーと間違われ(?)ることからアオイさんと知り合い(?)ジューススタンドで働くことに‥(優一君は新井とか野方とか、そっち方面に住んでいる。)。
という具合に、次から次へと中野の風景があらわれてきて、まだ中野に住んでいるような錯覚に陥るのが楽しく、アオイさん→(一人前のいい男に育成)→優一君→(好意&ふさわしい男に‥)→ルミさん、という他愛ない内容のドラマを見続けたのでした。
S氏の運転する車の窓からみえる街並みや風景に、このあいだ終わったばかりの『マイフェアボーイ』のロケ地が次々にあらわれてくる。優一君がしょっちゅう座ってたそがれているベンチ。アオイさんの小学生の娘・チッチ(
松元環季、このドラマと同時期に
『プロポーズ大作戦』で
長澤まさみの小学生時代もやってた)が好きな同級生のドバッシー(
小倉史也)がいつも前をウロついていた新井薬師の駄菓子屋。
アオイさんの義母さんである
松原智恵子が、お友達と楽しく豪華な食事をしにいくんだ〜と言いつつ、実は
サイゼリヤみたいなお店で一人寂しく食べているのを主人公たちに目撃される場面があるのですが、ドラマではその店は中野五叉路を左に折れたところにあった。そんな所にそんなもん無いだろ〜と思いつつ、新しく出来たんかもよと気にかかっていたのでしたが、そっちは通らなかったので確認することが出来ませんでした。
『マイフェアボーイ』は、殆ど何が起こるわけでも何が楽しいわけでもない、微妙なドラマだったのでしたが、中野の数々の風景と、妙に口元がガチャガチャした顔だちの登場人物たち(
小川菜摘を筆頭に、ドバッシー、ルミさん‥。主人公二人も、どことなく。)が、やんわりと印象に残っています。
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ベリーズ中野サンプラザの前の通りを、車で走り過ぎる。今日は入口付近広場が大変特殊に活気づいていた。サンプラザ前が人で特殊に活気づいているといえば、大概は
ハロプロライブに決まっていて、この日よりサンプラでの
Berryz工房の3daysがあるのだった。この夏は、ドリ(
dream/DRM)ヲタを間近に観察する機会が何度かあったのですが、ハロプロヲタはドリヲタに比べると格段にカラフルかつ楽しそうだ。
用事をひととおり終えて、やっと自由時間となり、いつもどおり
ブロードウェイで古本やCDやDVDや雑誌のバックナンバーあさりにうつる。
『TRIO』の1号店(映画&男性スター担当)でまず
『ロシアでいま、映画はどうなっているのか?』(2000年、ゲルマンの
『フルスタリョフ、車を!』公開にあわせて出版されたもの)、
『東映ヒーローMAX』のバックナンバー(ここのところ、ジミ〜に地道に
『東映ヒーローMAX』と
『東映ヒロインMAX』のバックナンバーを買い揃え中)等を購入して、
『TRIO』2号店(音楽&女性スター担当)に移動すると、いつもと違う光景がひろがっていました。
近年、本隊
モー娘。の人気低落によって、ハロプログッズは大量に市場にあふれかえり飽和状態、投げ売りのような値段設定でも誰も寄りつかない、そのようなハロプログッズの巨大ワゴンが『TRIO』2号店の店の奥で居心地悪そうに閑散として鎮座しているのが最近の光景だったのですが、Berryz工房の公演日とあって何とあのワゴンの前に人がごった返している。店内はいつもと違った人混みと化し、店側も売り時とばかりに、ハロプロ系の写真集等を前面全面にディスプレイ。タイムスリップしたみたいに、なんだか時代の感覚がおかしくなって感じる‥といっても売れてるのはベリエや
℃-uteのグッズばかりなんでしょうが‥。結局、雑誌のバックナンバーチェックは断念して、店をあとにしました。
(
『ロシアでいま、映画はどうなっているのか』はゲルマン、ソクーロフ、バラバーノフらのインタビューのほか、批評というよりコラムが数本、ロシアがらみの映画祭のパンフやカタログに比べて資料性はそれほど高くない。インタビュー記事内に、カッコ付きで編集部の注があるのですが、
〈‥溝口(溝口健二監督のこと)にしても、瞬間を長回しでとらえた『楊貴妃』のような素晴らしい作品が〉
とか
〈‥ふたりとも、タルコフスキー(アレクサンドル・タルコフスキー監督のこと)から、学んだ〉
とか、
いちいちウッセーとイライラする。溝口もタルコフスキーも注がないと分からないのは、読者じゃなくて編集部なのではと、読んでいて疑わしくなってきました。)

『ロシアでいま、映画はどうなっているのか』(パンドラ)
theme : 雑記
genre : 日記