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2006年秋ドラマ

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  『僕の歩く道』


もうなんか、若干時期が遅くて今さらですが、10月以降にみていたドラマをここにメモって、とりあえず記憶にとどめておきたいとおもいます。

みていたのは、夜モノは『Dr.コトー診療所2006』、『嫌われ松子の一生』、『のだめカンタービレ』、『僕の歩く道』、『鉄板少女アカネ!!』、『セーラー服と機関銃』、『14才の母』、『役者魂!』、『たったひとつの恋』。昼ドラは『スイーツドリーム』、『みこん六姉妹』、『いい女』等で、TBS系列のもののみです。

世間一般では、まず何をおいても『Dr.コトー』、次に『のだめカンタービレ』が高評価のようで、とくに『Dr.コトー』は秋ドラどころか、オリコンの〈2006年・ドラマ満足度・年間ランキング〉でも堂々一位を奪取したりして、目下敵なしの状態のよう。

『コトー』も『のだめ』も悪くないけど、個人的には、草なぎ剛主演の『僕の歩く道』と、いとうあいこ主演の『スイーツドリーム』が1、2を争うお気に入り(別記事予定)。共通しているのは、独特固有なセリフまわし。つい台詞のやりとりをマネしたくなります。

全般、ものすごく面白いものも、ものすごく劣るものもなく、横一線に感じられた秋ドラのなかで、『僕』『スイーツ』の次くらいに好きなのは『14才の母』と『役者魂!』。面白いか面白くないか良く分からないこの2本ですが、愛着がある。

若年者の妊娠・出産の肉体的・社会的困難を描いた『14才の母』、こういうドラマがあって、それを新しい世代の人間がみて、なにがしかを考える、それだけでもすごく大事なことだと思います(別記事予定)。
『役者魂!』、頑固な舞台役者・藤田まこと×マネージャー・松たか子のコメディ、という企画なのに、ポイントがドンドンずれて、妙な疑似家族劇となってゆき、何とも知れん独特な人間関係がいつの間にか形成されていく。その人間関係の醸し出す空気によって心地よくみれました(同)。

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『セーラー服と機関銃』

『セーラー服と機関銃』、良くもなく悪くもなくふつうに観れましたが、堤ふうな演出はこの話とキャストにぜんぜんそぐわないと思った。個人的には、知名度があがってゆくのと反比例するように、輝きが褪せていっていると感じる今年の長澤まさみ、そういえばかつての初主演映画のロケ地で惨劇があったりして、明らかに運気は下降ぎみ‥。常々凶悪な女だとニラんでいた小泉今日子、『空中庭園』でついに公に発揮したその資質をこの『セーラー服‥』でも発露、邪悪なオーラを漂わせた。今年の小泉今日子は、亀梨君との一件もあって、ヒールへの転向を成功させつつあると言っていいでしょう。堤真一の暑苦しい顔面演技はじつは苦手なんですが、知り合い(男)が居酒屋でバイトをしていたとき堤真一が来て、凄く丁寧な物腰と対応だったそうで(男ながら、抱かれてもいい、と思うくらいカッコ良くてステキだった、とのこと)、それを聞いてから堤真一の好感度は自分のなかで勝手に少しあがって、おかげさまで心穏やかに観賞できました。全体、ロケ撮影やセットにあとすこしの魅力があったら、と悔やまれます。

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『鉄板少女アカネ!!』

『鉄板少女アカネ!!』、毎回毎回ワンパターンな展開に大いなる時間のムダを感じた。大嫌いな種類の演技をする陣内孝則、今回も相変わらず同じ印象。個人的には、堀北さんのドラマは今年ちょっとどうかと思った。

『たったひとつの恋』、時代錯誤な設定や人物像が不評のようですが、別に苦痛もなく観る。金持ちのボンボンたちの紋切り型な描写がウケる。要潤は、なぜかいつ見ても名前の後ろに括弧笑い(要潤(笑))がつくように感じさせるのは何なんだろう。。亀梨君が四六時中カッコつけてる(役として?)のがキムタク的で見苦しい。ドラマとしては、『タイタニック』を意識してベースにしているのは分かるのですが、それをいちいち強調する演出はウルサかったとおもう。

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『のだめ』、小出恵介

『Dr.コトー』、時任三郎のパートはつらくてみてられなかった。コトー先生の髪型等、キモさが半減していてちょっと残念。『松子』、映画版→テレビ版の異同が瑛太→鈴木えみというキャスティングにおののく。松子の人間性を構成する〈善良:低脳〉の割合が、中谷美紀と内山理名とでは異なっていて、その違いが各エピソードから受ける感慨に差異をうんでいて、興味深い。『のだめ』、なんといっても他ではみないような瑛太や小出恵介の演技。

『いい女』、構成が見事だとおもった。『みこん六姉妹』、当初最高にウザかった四女・遊井亮子がドンドン味がある存在に感じだした。音楽が『だいじょうぶだあ』のBGMみたいでことごとくヘンでした。

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  『スイーツドリーム』
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theme : テレビドラマ
genre : テレビ・ラジオ

待望の『シネマ』

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年末調整ですこしお金に余裕が出来て、きのう、新宿と中野に買い出しにゆく。

中野ではブロードウェイで『映画秘宝』のバックナンバーを大量に売る。出来たお金等で『シナリオ』のバックナンバーや桂千穂『スクリプター 女たちの映画史』、漫画等(『PLUTO』の4巻がもう古本で出てた!)、すべて古本で買う。迷ったすえに双葉十三郎の『ぼくの採点表』を買わなかったことに後から後悔‥。安かったんですが‥。

そのあと、新宿で親戚と示し合わせて合流、正月食材の買い出しに新宿小田急ハルクへ。地下に向かう階段で杉作J太郎とすれ違う。文化系なひょろっこい男の子を連れていました。

そして本命、新宿紀伊国屋書店で、なかなか買えなかったジル・ドゥルーズの『シネマ2*時間イメージ』を、やっと、ついに、購入!!(発売され、店頭に並んだとき、本屋でまじまじとみても、まさか、バッタもんじゃないのか、と信じられなかった。表記がイマージュ、じゃないことにも違和感‥。でも、どうやら本物みたい。)

近い未来からみれば、日本の映画受容史における、2006年最高最大の事件は『シネマ』邦訳の発売だと、誰しも断言していることでしょう。そのくらい、書物現物の現前は衝撃的だったし、待望のもの。

今村昌平の死は、たしかにあるひとつの時代の終わりを告げている事件だし、ソクーロフの『太陽』という、昭和天皇を息づく生命体として真っ正面から描いた映画が日本のスクリーンに映し出されたことも、〈天皇〉という存在の表象の歴史に決定的革命的な刻印をのこしたと思われます。

新作では、アカデミー賞がらみのホモ映画や偶然の出来事のコラージュみたいな映画やケン・ローチの秀作などを蹴散らすような、クリント・イーストウッド『父親たちの星条旗』やホウ・シャオシエンの『百年恋歌』などの例外的な作品もあったし、書物の分野でも、レッドパージについての力作論考や澤井信一郎のモノグラフィなど貴重な収穫もあった。

今年開催された、吉田喜重や、鈴木清順や、溝口健二や、成瀬巳喜男などの連続上映は、通いつめた新しい世代に、確かな刻印を残したかもしれません。それでも、『シネマ』発売の優位は揺らがないのではないか‥?

読むまえから勝手なことを言ってますが、哲学者による映画書である『シネマ』、〈彼の哲学的著作との出会いがなければ今日の活躍がありえたとは思えないほど浅田彰に決定的な影響を与えたジル・ドゥルーズは、映画をめぐる書物を刊行したというだけで今世紀最大の思想家とみなされるべき〉、〈断言してもよいが、これは映画を巡って書かれた書物の中で最も痛快な文章である〉と某元東大総長が『シネマ』について記したのが20年以上まえ、以来、破格の名著とうたわれながら、ぜんぜん、まったく一向に、邦訳の出ないまま、アテネ・フランセでは兼子正勝による“ドゥルーズ『シネマ』購読会”なんて授業が行われていたのを、遠くから羨望の気持ちを抱きつつ指をくわえてみていたは10年以上まえ。指をくわえていたのは時間も金も気力も学力もなかったからか‥。原書を読む力もない自分には、フランス文学系の批評家らが当然のように〈運動ーイマージュ〉/〈時間ーイマージュ〉だとか〈脳の映画〉/〈身体の映画〉だとかの分類に基づいて当然のように論をすすめたりするのを、コンチクショウと思いながら読んでいた記憶の歴史があって、その記憶と今がつな
がり、たしかに日本語でよめる『シネマ』が、現在、目の前にあらわれました。

theme : この本買いました
genre : 本・雑誌

『あさってDANCE4 愛と欲望の旅だち篇』

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『あさってDANCE 愛と欲望の旅だち篇』

(2005年、日本、69分)

監督:本田隆一
原作:山本直樹
出演:黒沢愛、松田洋昌、鈴木Q太郎、川村亜紀、のはら歩、山本早織、千太郎、大堀こういち、緋田康人、松田優、星野あかり

ついに本田隆一版『あさってDANCE』もクライマックスの第4弾。松石ゲルの、毎度おなじみのテーマ曲が心地よく、切なく響く。思えば、厳しい冬に訪れた寒く暖かい小春日和のような感触の映画だった、とおもう。
形式上は一本一本の映画とはいえ、全4話のドラマといった感じで、各話に厳密な起承転結や別個の明確な主題があるわけでもなく、4作全体のなかを右往左往する群像がテキトーに低空飛行しつつ、時空と物語を紡いでゆく。最終作の今作はまとめに入ってゆくこともあって、前作までよりさらに雑然と要素がとっちらかっている印象。しかし今作まで語り残された主題もある。

川村亜紀でも、のはら歩でもなく、ヒビノアヤ/黒沢愛を選んだスエキチ/松田洋昌。ふたりは新しい部屋(フレディ/千太郎の部屋の上)で一緒に住み始める。ライバルたちは後景に退いて、この第4話ではヒビノアヤがスエキチを、スエキチがヒビノアヤを、どれだけ本気で好きなのかを改めて試されることになる。

そもそも出会いからして、多額の遺産が転がりこむことになったスエキチのもとに、見ず知らずの女・アヤが色気を振りまきつつ転がりこんできたことから関係がスタートしたのであるから、アヤ/黒沢愛が金目当てで近づいてきたのではないとスエキチには断言することができないまま、ズルズルと不信感を伴った関係が続けられている。
一方、少しでも魅力的な女性にはすぐフラフラとなびいてしまうスエキチは、アヤを邪険に扱ったかと思えば、その娘との関係の雲行きが怪しくなると都合よくアヤに好意を示すと、四六時中ヤルことばかりで、まるでアヤは性欲のはけ口でしかないかのように接する。

アヤはいつまで経っても別居した旦那のもとから籍をぬこうとせず、ちょっとした間違いのようにして文学賞を獲ってしまった旦那の付き添いで温泉地に行ってしまう。かと思うと瀕死の老人の遺産目当てにその老人と結婚しようとしたりして、そのユルさにスエキチはヤキモキし、彼女の自分への愛情を疑い続ける羽目になっている。

あるいは、ふたり、引っ越した新居のバスタブでいちゃつき、後ろから攻めるスエキチに、「あたしと一緒に住むことスンナリOKしたのは、毎日こういうことが出来るから?」とつぶやく黒沢愛。第3話の項で触れたように、この映画において後背位/バックは獣欲的衝動を差し示すのであるから、ここでのスエキチには性欲しかみえていない。アヤの不在時に悶えるのも、ハートではなく性欲に支配されているさまを示すし、まだ籍を抜いてない前の旦那(大堀こういち)とアヤが温泉地に一泊する挿話で、スエキチがおそれて悪夢にみるのも、アヤの気持ちが動いてしまうことではなく、旦那と後背位でヤッているという事柄だった。

金目当てで瀕死の老人と結婚しようとしている黒沢愛をスエキチは「愛してる」という言葉で引き留めようとするが、黒沢愛は、〈愛してる〉などという定型的な紋切り型の言葉にふたりの関係が押し込められんとされるのに抵抗をしめし、アイシテルなんて言葉は外国語のようで、ほんとはもっと何だか分からないもんだという。関係が決裂したのちに再会したとき、突き放すアヤにスエキチは追いすがり、押し倒す。「‥俺たち、終わりなのか?」「するの?結局アタシって、躰だけの女なのね」「愛してる」「‥便利なコトバ」。

クライマックス、すれ違い続けた末に、とつぜん戻ってきたアヤに対し、スエキチは「もうやだよ、理由もなくいなくなったり帰ってきたり、そのたびにガッカリしたり舞い上がったり、嘘か本当か分かんねーオマエの一言に一喜一憂したり」と力なく訴える。「戻ってこない方が、よかったみたいね」と返すアヤへ、「ずっとここにいて欲しいって言ってるんじゃないか」とすがるスエキチ。アヤは言う。

「ねえ、このままアタシの一挙一動に浮かれたり、しょんぼりしてよ!ワクワクして、ドキドキして、ガッカリしてよ!」

この台詞が棒読みなのが惜しいが、ある型にはめようとするスエキチへのアヤ/黒沢愛のこの解答は、スエキチとアヤの二人の間のみに生じた、世界にたったひとつの関係性を大切にみつめて、粗雑なカテゴライズを拒絶する、誠実な作業と感情として現前したのだった。(老人の遺産を狙うことは、結果として、スエキチの遺産を目当てにスエキチと付き合っているのではないということの表明なのだった。)見つめあうふたりは正常位で抱きあい、キスをする。演出上のミスか、スエキチ側の獣欲的性向護持ゆえの反旗か、絡みの後半、また後背位になってしまったのは、情感の盛り上がりを損ねてしまった、とおもう。あるいは、その反・正常位的非正対感がのちのすれ違いを暗示しているのか‥。

今作でも、相変わらず緋田康人&大堀こういちのコンビがアドリブ満載でくすぐってきますが、ここまで黒い隣人・フレディを居心地悪く演じていた西麻布ヒルズの千太郎、今回は出番/見せ場も多く、オマカセ演技をのびのびとこなし、お笑い芸人であることを思い出せる達者なところを見せつけます。

ゲスト出演はAV女優の星野あかり。スエキチの憧れの対象である兄嫁に扮し、白く美しい肌をあらわに絡みを披露していますが、この実家の兄/兄嫁のパート、カットされたシーンが多かったのか話のつながりの悪い場面や意味不明の台詞があったりして、中途半端な印象。脱ぎ損かと。
いっぽう、第3話から登場のスエ役の山本早織は、前作にも増して見せ場がなく、未知数の演技力・魅力ともども発揮しないまま終わってしまっています。
4作をとおして主役を演じた松田洋昌の演技にはこれまで触れてこなかったのですが、演技力は無きに等しく、自然体ふうの演技でなんとかやり過ごそうとしている印象。そのため比較的容易な感情表現と不得意な感情表現との差が大きく、人格の表現に破綻をきたしていなくもない。しかし、演技のクオリティをどうこう言う類いの映画でもないからそれでもあまり気にならない。
雑多な要素がざわめくように飛び交う、全般的にヌルめのギャグやヌルめのエロやヌルめのラブを、気軽に楽しめたらそれでいいんだと思います。

かくして本田/黒沢版『あさってDANCE』の幕は降りる。10年後、飲みすぎて記憶をなくしたスエキチが目覚めると、あのときと同じように彼女がすぐそばに添い寝していた。もう一回はじめからはじめようよ。そしてまた、彼女の一挙一動にに一喜一憂する、彼女に踊らされる、ダンスする日々がまた、はじまる。スエキチは彼女を胸に抱き寄せた。

theme : 邦画
genre : 映画

あいさつ

プライベートで嫌なことがあったりしたこともあって、
3ヶ月ちかくブログをやめておりましたが、
少しずつ復活しようと思っています。

やめていた間も、多くのかたに来ていただいて、そのことからまたはじめる気力をもらいました。ことに、複数回来て下さったかた、ポイント入れて下さったかた、ありがとうございました。

やめていた間に実感したのは、ブログやってないと、そのぶん本がいっぱい読めるし映画やDVDがいっぱい観れるし、睡眠がよりとれるし、とにかく楽だということでした。
そのかわり、観たもの読んだものをドンドン忘れていってしまい、けっきょく何が良くて何が良くないんだか‥。

もう今年もあと少しですので、とりあえずはここ数ヶ月でみたドラマや映画や読んだ本などをフォローしつつ、記事にし損なっていた、本田隆一版『あさってDANCE』の完結編とか、フルモーション第10弾『ロトセックス』でフルモーションレーベルの映画をとりあげるのに区切りをつけたりとかして、来年に備えたいと思います!

今後ともよろしくお願いします!

theme : 日記
genre : 日記

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プロフィール

ししらいぞう

Author:ししらいぞう



東京在住

調理師のようなことをやっています。

趣味は立ち読み 格闘技観戦 映画観賞

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