スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ユリイカ』3月臨時増刊号ほか

outiii.jpg
『アウト・ワン』


○いよいよ3月29日に公開が間近に迫った『Girl's Box/ラバーズ・ハイ』。このテの映画に対しては、現在影響力的に最大級の宣伝媒体のひとつであるだろう、『sabra』連載の中森明夫「美少女映画館」に無事(?)とりあげられていました。営業妨害にならない程度の取り上げられかたでホッとする。ま、ドラマ部分がからきしダメ的には書かれてましたが‥。


○爆音映画祭@吉祥寺バウスシアター、一般投票による上映作品枠は、決戦投票によって上位3作品が決まるとのこと。多数決かよ‥。当初はたしか期限16日までだったはずだがいつの間にか23日までに延びてる。
上位は現在、

①『ワイルドバンチ』(48票)
②『プライベート・ライアン』(35票)
③『台風クラブ』(25票)
④『宇宙戦争』(24票)
⑤『珈琲時光』『狂い咲きサンダーロード』(15票)

といった感じで、もし『台風クラブ』が落選したとしたら、アンケートとった甲斐がまるでない、ツマンナイ結果になりそう。〈上映希望作品リクエスト〉という企画は失敗か‥。映画と民主主義は、折り合いが悪いですね。


○最新作『ランジェ公爵夫人』の公開が控える、ヌーヴェル・ヴァーグの重戦車、ジャック・リヴェットのレトロスペクティヴが、フランス映画祭2008の一環として、ユーロスペース&東京日仏学院で開催中。
ペドロ・コスタとかニコラ・フィリベールの特集上映などに比べて、ぜんぜん旬な感じもしないし盛り上がる気もしませんが、リヴェットはヌーヴェル・ヴァーグの面々中最も呪われた感があって、“レトロスペクティヴ”という語感にいちばんフィットする。〈トリュフォー映画祭〉とかいっても、別にドキドキしないもの。

狙い目は『アウト・ワン』(上映時間12時間40分!!)、『現代の映画作家 ジャン・ルノワール』、次いで『デュエル』『ノロワ』あたりでしたが、どれも仕事で行けず。残念。
『地に堕ちた愛』とかソッチ方面はどうも愛せず、『狂気の愛』や『彼女たちの舞台』みたいな路線のリヴェット作品が好きな自分としては、『アウト・ワン』を劇場で観る機会を逃したくなかったのだけれど‥。
90年、リヴェット日本初公開作『彼女たちの舞台』、ローランス・コートの“まなざし”にハマった。ごく最近、その『彼女たちの舞台』がDVD化され、レンタル店にもごく普通に並び出しましたが、果たして今でも変わらずこの映画に(ローランス・コートに?)魅力されるのか?若干疑わしく、観直すのがこわい。


○『ユリイカ』の3月臨時増刊号は超永久保存版!!お題が『ジャン・ルノワール』!!責任編集が山田宏一!!ということで問答無用、全映画ファン必須アイテムの登場だ。2400円と、雑誌と考えるとやや高いかもしれませんが、書籍と考えれば信じられないほど安いとおもおう。96年、フィルムセンターで大特集上映され盛況をきわめた『ジャン・ルノワール、映画のすべて。』と併走して企画されていたムックが、13年も費やしてようやく形となったものだという。内容は全作品評論、年譜、関係者インタビューなど。巻末の寺尾次郎や角井誠による詳細なフィルモグラフィーや関連資料一覧など資料的にも充実。
山田宏一を筆頭に、中条省平、筒井武文(やっぱ異常!)、上野昴志ら執筆陣も豪華というか予定調和というか。強力な執筆陣の超力作テクスト群がひしめくなか、粉雪まみれ氏は少々気の毒な感じが‥。


○『あしたの、喜多善男』、最終回をみおえました。
『エジソンの母』や『貧乏男子 ボンビーメン』といった、自分のなかでの有力作が最後の最後で演出的にも脚本的にも腰砕けというか失速するなか、『あしたの、喜多善男』は最終回まで演出のテンションが落ちなかった。
『鹿男あをによし』の最終回も予告をみるかぎり、けっこう甘めの着地みたいでしたし、自分のなかでは今期冬ドラマのベストワンは『あしたの、喜多善男』に確定しました。

島田雅彦の小説を一度も面白いと思えたことがなくて、『夢使い』あたりを最後に小説は読んでいなかったんですが、それでも『自由死刑』は探して買った。そうさせる力が、このドラマにはあった、と思います。
ところで、たしか数週間前の『週刊文春』に載った、冬ドラに関する記事中、『~喜多善男』について、これからは渡部篤郎にいってたような役が松田龍平に押し寄せるだろう、酒井若菜に託されていたような役が吉高由里子にまかされるだろう、というふうなことが言われていましたが‥。どうもホメて言ってるらしいのですが、酒井若菜ファンのかたには悪いけど、問題にならない、比較するのも失礼なほどの大器でしょう、吉高由里子は、と思う。ピンとこないひとには、これっぽっちもピンとこないんでしょうが‥。


(‥ということで、『あしたの、喜多善男』についてはきちんと別記事で色々言いたいと思います。次記事予定は『貧乏男子 ボンビーメン』です。)

スポンサーサイト

『SIGHT』春号

20070316001829

『SIGHT』2007年春号

渋谷陽一責任編集の季刊『SIGHT』、今号の特集は“鬱”。
すこしまえの『ユリイカ』でも鬱を特集した号がありましたが、これはユリイカのことなので書き手も読み手も自分の頭の良さをアピールするためだけにあるような醜悪なものでしたが、『SIGHT』ではそういう初歩的な罠にはまらず、まず〈“うつ”をめぐる状況は、まだまだそのリアルが伝わりにくいところにある〉と現状認識したうえで、賢しげに〈一定のメッセージを提示するより〉も〈まず読者の皆さんに伝えたい〉と考える。読者のレベルを低く見積もるぶん高く跳べなくなるのは周知のうえで、こんなもんでいいだろうと流すのでもなく、真摯にスタンスを探る態度に好感を抱く。個人的なことですが、ごくごく近しい人間が長く鬱を患っていて悩まされていて、とても他人事じゃない。鬱の主体者じしんの持つ偏見が、治癒を遠ざけているという状況の把握が特集の方向性を決めていて、近しい例を鑑みるにナルホドと思う。

〈誰にも聞けない、鬱のリアル〉と題されたこの特集は実に100頁もあって、知らずに病んでしまっているひとの足を病院までのばさせようという熱気がある。『SIGHT』の熱気って、いつもなんかいい湯加減的に微かにぬるくて、そこに可読性があるとおもう。宮台真司や泉麻人も登場しているので、鬱に興味ないひとでも読み通せる工夫があります。

映画ファン的には、北野武の連続インタビューは立ち読みで毎回フォローするという類いの扱いでしょうか。表紙に書いてないので見落としがちですが『硫黄島からの手紙』についての小特集アリ(“アメリカは『硫黄島からの手紙』をどう観たか”)。

theme : 雑誌(既刊~新創刊)
genre : 本・雑誌

アメリカ

日本でのブームというかバブルがはっきり終焉を迎えつつある総合格闘技が、その隆盛を(規模を格段に巨大化させながら)アメリカを中心とした諸外国に舞台を移してから、なんだか『紙プロ』も『ゴング格闘技』も『格闘技通信』も似通った誌面のイメージになってきたなあと物足りなさを感じていたら、『紙プロ』のケータイサイトで紙プロ編集部員が〈デザインから企画までいろんなものを貪欲にパクることに熱心な某雑誌に後追いで同じ企画をやられかねない〉とか書いていました。

地上波的なところから総合格闘技の舞台が移りはじめ、それまで通りにしていたらネットのあやふやな情報しか目に触れなくなる今、雑誌媒体の重要性は増しつつあって、各誌にとってチャンスともいえますが、本拠地を日本においての海外取材、というかたちだとどうしてもどっしりかまえて独自の視点を探るというわけにもなかなかいかず、浅い戦略や反射で逃れがちで、安易なパクりがあると言ったり言われたりする状況も、ある程度は仕方ないともいえると思います。これまで他の追随を許さない独自のアプローチが、他誌がマネしたくてもマネのしようがなかった『紙プロ』の誌面が海外に総合が舞台を移してから妙にお行儀がよくなっていることも、パクりやすい余地を生んでもいるのでしょう。DSEがアメリカ支部に本腰をいれているように、各紙も特派員でなく本拠地をおくくらいの気でないと充実したフォローは難しいのかもしれません。

アメリカ人の心のスポーツであるアメフトの、その最大人気を集めるプロリーグNFLのスーパーボウルが開催される1月末から2月初頭はアメリカ男子の関心がそちらに集中するのだそうで、その時期を避けるように2月24日に開催された2度目のPRIDEラスベガス大会の熱気をかき消すように、UFCが『UFC70』ほか実に3大会のカードを続けざまに発表して相変わらずのPRIDEつぶしを敢行。

ミルコの相手がブラジルのガブリエル・ゴンザガ、という微妙なとこなのに、ファブリシオ・ヴェウドゥムはUFCヘビー級トップグループのアンドレイ・オルロフスキーと対戦と、次の3戦目でヘビー級タイトル挑戦が予定されているミルコのタイトルマッチの前フリ=前哨戦としては不思議な相手ですが、もうすでにタイトルマッチはあっさりティム・シルビアなりクートゥアなりがミルコに負けることが予想済みで、そのミルコの王座に挑戦させるコマとしてオルロフスキーが考えられているのかも知れない。

さて、肝心のPRIDEラスベガス大会はビッグアップセットの連続で、シウバ、五味、三崎、ホジェリオが敗れる波乱が起きました。もっとも、三崎和雄が負けるのは順当で、むしろGPがラッキーだっただけだときっと多くの人が思ってるんでしょうが、“チャンピオンカーニバル”とまで宣言したDSEにとっては、曲がりなりにもPRIDEのチャンピオンをこの地に送り込んだんだから、フランク・トリッグ程度には勝たないとハクもつかない。ましてや、ヒョードルとともに最強PRIDE王者のイメージを担う五味が、ショーン・シャークに判定負したニック・ディアスと散々いい勝負したあとに負けたとあっては、“世界最強はPRIDEが決める!”というDSEもファンも選手も共有してきた価値観が揺らいだことは疑いない。今大会は盛り上がって良かったにしろ、次からのプロモーションを考えると痛いんじゃないかとおもった。特にシウバの敗戦は。

ようやくブーム中のアメリカ全土にシウバがその強さを示そうというときに、高熱とはいえ最強のイメージのサラサラないダンヘンに負けちゃって‥かつてUFCではビクトーとティトにも負けている(それぞれ開催地がブラジルと日本だけど)バックボーンを考えると、アメリカのファンには所詮小さな島国で連勝してただけのローカルヒーローと甘く見られかねないし、シウバにとっても、アメリカは鬼門なのかもしれません。菊池成孔がかつてシウバを評して言った〈「奪う」シウバのシウバ性〉を未だにシウバが有していれば、ダンヘンはおろかティトもリデルもランディー・クートゥアも皆やすやすと飲み込んでいったはず。菊池説を盲信していえば、“奪う”属性をもつシウバから「可愛さ」「残忍さ」「怖さ」「面白さ」をハントが食物連鎖的に“奪った”のであれば、まだまだ“奪う”属性は元気に有していそうなハントは、ラスベガス要員として最優遇すべきなんでしょう。

そういえばそもそもPRIDEといえば“奪う”属性を強く有していたプロモーションだった、リングス、パンクラス、UFC、修斗、DEEP‥。そのPRIDE(DSE)が今やボードックやらUFCやらに“奪われる”一方で、PRIDEをPRIDEたらしめていた属性は、もうないのだ‥。その、“属性の変質”という事態の始まりは、やはり桜庭を“奪われ”たことだったのだ。

theme : 格闘技
genre : スポーツ

さよなら 『本の雑誌』、『映画秘宝』

20070120200519
ふと気づいたら、『本の雑誌』の2月号、どころか、1月号も買ってないことに気づいた。まだ隔月刊(2ヶ月に1回刊行)だった時代、中学生だったころから20年弱のあいだ欠かさず買い続け、読み続けた雑誌だった。

買ってないことにきづくと、じゃ、ちょうどいいからこのままやめちゃおうか、という気持ちが自然と湧いてきた。いつの間にか、『本の雑誌』を読む理由があまり無くなっていたことに気づいたのでした。

椎名誠を面白がっていた一中学生が本を読み始めるときの指針として、椎名誠の朋友である目黒孝二=北上次郎チルドレンになるのは必定だったし(だから、いまだに冒険小説好き)、ミステリーは三橋アキラを、SFは鏡明や高橋良平を先導役に読み始め、上記の誰もがリスペクトしていた筒井康隆が、純文学への案内人でした。

いわば自分の本読みとしての原点が『本の雑誌』にあったわけで、参考にしなくなってからも無意識に敬意を表して買いつづけていたのだとおもう。編集体制は世代交代してシーナイズムは形骸化し、北上次郎も初老的な小説ばかりとりあげるようになってしまった。他媒体ではまだトンガったところがなくもないのに‥。

『本の雑誌』がコミットしていた『本屋大賞』も、リリー・フランキー『東京タワー』に受賞させたことで、その存在価値を早くも失った。“遊び”だった年間ベストテンも、幾分の権威化から逃れられないでいます。要するに軽やかでなくなった。まだ無名だったころの坪内祐三へのロングインタビューを特集にしたあたりが、最期の輝きだったのかもしれない。
それに、想像される『本の雑誌』の現在の読者像、宮部みゆきとか伊坂幸太郎とか恩田陸とかが好きそうな、ことによったら斎藤孝さえ嫌悪感なしに読んでしまいそうな読者像とは、生理的に相容れない、と感じる‥

と、『本の雑誌』ばなれを起こした理由はいろいろあって、何が決定打か分かりませんが、どちらにしても、もう自分の人生とすれ違っていたのだと、と思う。

去年で買うのをやめた『映画秘宝』も、創刊号からだからもう10年以上欠かさず買っていたことになる。ある理由から『映画秘宝』(及び洋泉社から出たもの)はもう買わないと決めたその日、『週刊SPA!』を立ち読みしはじめ、いつものとおり中原昌也の連載『エーガ界に捧ぐ』に目を通すと、中原昌也が、身内であるはずの『映画秘宝』について、もうすでに役割を終えた、存在意義の無くなった雑誌として斬って捨てていて、『映画秘宝』の購読をやめたことが、大げさにいえばなにか時代的な必然として感じられた。

『本の雑誌』も『映画秘宝』も、ある時代の、ある状況のなかでは、カウンターカルチャーとして、存在自体が批評として、有効に機能していたのだったが、その〈ものの見方〉が定着し市民権を得るとともに、その〈見方〉は、アカデミックな努力から逃げたいが気取りたくもある怠惰な人間の言い訳に堕ちてしまった。 ひとつのメディアが長いこと輝きつづけるのは至難のわざなのだとも感慨‥

人格形成後に買い始めた『映画秘宝』本誌と関係書籍は、古本に売ったり資源ゴミとして出したりして、比較的簡単に処分出来ましたが、人生のある局面を左右してきた『本の雑誌』には愛着があって捨てるに捨てがたく、処分に困る‥

‥それらとは別に、最近視界に入ってきたもののひとつが『小説トリッパー』。
『文學界』と『小説すばる』の中間みたいな雑誌、と言ったら身も蓋もないですが、読み逃せない特集があったりして、ものすごくはないのだけれど、結局毎号買ったりしてる気がする。今回の冬号の特集は〈歴史小説の愉しみ――史実とフィクションの間で〉。目玉らしき浅田次郎のインタビュー(『私の「歴史小説」』作法)は、個人的にもともと浅田次郎の書くものはどうも‥‥と思っているのでトバす。小谷野敦による、大岡昇平の歴史小説についての論考、という組み合わせにオッとなる。しかし、朝日新聞社ともあろうものの出版物で、“大岡昇平”の“平”の字が正しくないってのはどうかと思います。(正しくは、“平”のなかのチョンチョンがハの字になる。そのくらいの活字はあるでしょう!)

しかし買った本当の理由は、最新作『快適生活研究』をめぐる金井美恵子インタビューが目当て。金井美恵子は、現存する小説家のなかで最も敬愛する作家。丁寧で有意義なインタビューですが、小説家・金井美恵子像に新たな亀裂は入らない。『金井美恵子全短篇』における、蓮實重彦(の乱暴な)インタビューが、未だに指針となっているところに、繊細がとりえの幾多のインタビュアーに対する、意地悪の塊みたいな蓮實重彦の優位を感じる。全般、比較的緊迫感の薄い対話に終始しているのは、老いのせい?

theme : 雑誌(既刊~新創刊)
genre : 本・雑誌

『噂の眞相』復活?

20060921231946
○先日、書店で文芸誌コーナーをみていたら、記憶の底を刺激する、黄色い表紙が目に飛びこんできました!まさか、『噂の眞相』復刊!?とおもったら、噂の眞相そっくりな装丁の岡留安則『噂の眞相 闘論外伝』なるムックでした。『サイゾー』で連載してたインタビューをまとめたやつ。よく考えたら、今の時代に『噂の眞相』が復活する理由などなにもなかった。。だからこそプチ・タイムスリップしたみたいに驚いた。雑誌コーナーにおかれてたから余計紛らわしかったです。

○『週刊文春』に長期連載のコラム、世評高い『ホリイのずんずん調査』(堀井憲一郎)。じつはいつも人がいうほど面白がれてないのですが、今週号の記事、映画『ゲド戦記』(シナリオの)解析には感嘆。本編中において、多用される「止めて!」等の制止ゼリフが、結果ほとんど制止に効力がないことから、言葉が力を持たない、ルーティンから雰囲気でそれらが発されているだけだという空虚さを暴く。アニメ・映画畑からでない新鮮な提示。

○『ドラマ』10月号。『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』のシナリオと大森美香のインタビュー。インタビューで7話以降はたいへんサッサと書けたという旨の発言あり。そりゃあセリフが練られていないわけだよ!と深く納得。

theme : 雑誌(既刊~新創刊)
genre : 本・雑誌

新創刊『KING』

20060919001902
とにかく、大量も大量の広告をうって、ものものしく創刊/発売された雑誌、〈日本男子再生!マガジン〉だという月刊『KING』(講談社)。
“キング”といったら、幼少のころチャンピオンよりも微妙な少年漫画誌を指し示す言葉としてその響きに親しんだ身からしたら、初っぱなからマイナスイメージを纏うタイトルにおもえる。何の雑誌かも知らないまま、見かけたのでパラパラ立ち読みしてみました。
(情報量の少ない表紙に王さんのどアップじゃ、ミズテン即買いっていうのはありえないんじゃ‥とまず疑問。大したインパクトでもなし‥)

まず、〈なにか革新的なものがキタ〉とでも言いたげな、左開きでページがはじまり横書きのレイアウト、というデザインは、セオリーの逆を無用に行っていて、読みにくいことはなはだしくイライラする。パソコン雑誌系に似せることで新世紀感でもだしてるつもりなのでしょうか?しかし、この重たい雑誌をパラパラと適当にめくると次第に『monoマガジン』にみえてくる。。雑然とした誌面構成ゆえでしょうか‥?

目玉らしきKIDのインタビューから数多いコラムまで、全体的に低調。辛酸なめ子やギンティ小林さえも大人しく、西川美和のコラムは内容・文章力ともどもガッカリ。(次号から本格登場だという掟ポルシェならあるいは‥という淡い期待。。)ぜんたい、記事群は、やわらかい装いのもとにあるが、教条的かつ啓蒙的な、上から目線のオッサンの説教じみたトーンで統一されていて、不甲斐ナイ若者ヨ良イ男ニシテヤルカラ黙ッテアドバイス二従エといったふう。こんなものに若い読者層が唯々諾々と従うとしたら、ますます日本の御発展はありえないとおもわせる、薄っぺらい提言やウンチクの洪水。
中身のあるほんとうのイイオトコになりたい。いわば21世紀の『Hot-Dog PRESS』か『POPEYE』といった趣で、魅力なき情けない男性というターゲットを搾取しにかかる。そういう意味ではかつての『MEN'S NON-NO』から『Leon』までのオカマくさいムーブメントと大した違いがないような、男のさもしさを狙いに定めた雑誌のひとつでしかない、のか。

theme : 雑誌(既刊~新創刊)
genre : 本・雑誌

『kamipro SP 2006AUTUMN』

20060918195613
『kamipro Special 2006AUTUMN 9.11PRIDE無差別級GP決勝戦緊急速報号』

前回の速報号に引き続き、試合経過の詳細な記事はないのが紙プロ流。それじゃあ速報号じゃないじゃないかという話だが、周辺記事が充実しているのでそれも良しで、一見目玉のマイク・タイソン独占インタビューもともかく、注目はアメリカショービズ界の超大物、エド・フィッシュマンのインタビュー。PRIDEアメリカ攻略のキーとなるこの人物(超高級住宅地に居を構えるフィッシュマン氏宅の隣はバーブラ・ストライザンドの家!)のインタビューに紙プロが成功するのも、ひとえに“DSEの機関誌”と揶揄されるような現体制ゆえのヒットでしょう。

他記事で驚いたのは、大刀光がグッドリッジ戦でタップした理由‥。対小川直也戦でのガファリの敗戦理由(コンタクトレンズがズレたから)に匹敵、イヤある意味凌駕する底抜けな敗因に、癒されました。

theme : 雑誌(既刊~新創刊)
genre : 本・雑誌

07 | 2017/08 | 09
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

ししらいぞう

Author:ししらいぞう



東京在住

調理師のようなことをやっています。

趣味は立ち読み 格闘技観戦 映画観賞

3月生まれO型  

ランキング参加中☆
良かったらクリックをお願いします


ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキング
ブログ内検索
最近の記事
リスト
雑誌の記事
→次へ
カテゴリー
Category Sum
全記事一覧
あいさつ 11
映画紹介(ア行) 21
映画紹介(カ行) 19
映画紹介(サ行) 13
映画紹介(タ行) 15
映画紹介(ナ行) 7
映画紹介 (ハ行) 18
映画紹介(マ行) 9
映画紹介(ヤ行) 7
映画紹介(ラ行) 5
映画紹介(ワ行) 1
観るまえの映画のこと 19
本と映画 22
雑誌と映画 18
その他映画 36
フルモーションレーベル 14
『恋する日曜日』 13
ユーロスペース 5
本・マンガ 40
雑誌 22
ドラマ 60
いろいろなBest10 15
日記 75
作家・監督・俳優・女優 6
舞台・イベント 4
未分類 8
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
YouTubeSEARCH mini
おみくじ

©Plug-in by
FairyDances
★
HeroRisa

ぱたぱたアニメ館
GIFアニメ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。