
のちに会員にもなった渋谷の
ユーロスペース
に初めて行ったのは
たぶん89年、
ペドロ・アルモドバルの『バチ当たり修道院の最期』のときだったかと思います。
(『神経衰弱ぎりぎりの女たち』も同時期にみた気がするのですが、
『神経‥』は渋谷のシネマライズだったか、
二番館落ちして吉祥寺のバウスシアターで観たのだったか‥)
当時まだ殆ど認知度のなかったアルモドバル、日本公開作もあまりなかった時で、(もう一年かそこらあとに、何を血迷ったのか単館系でなく普通の劇場で『アタメ』が公開されて見に行ったら大きな劇場にたった二人‥‥‥‥‥‥‥‥‥明るいヘンタイ映画の内容よりも、その場内の荒涼とした空気の方が記憶に残っています。。 当時でいうとクシシュトフ・キエシロフスキの『アマチュア』の観客もたった二人だったのですが、『アマチュア』にはかえってガラガラの客席が良く似合いました。。)
ユーロも1画面で稼動していた頃です。
続けて観たアルモドバルは、
バタくさく、スッキリしない綺麗でもない女たちがエネルギッシュに右往左往するカラフルな重喜劇で、アメリカ映画とかとはちがう 妙な味わいに、熱狂的というのとはちがう、微妙なファンになったのでした。
当時高校生のぼくが知らなかったアルモドバルの映画を続けて観たそもそものきっかけといえば、
『ぶ〜け』という少女漫画雑誌がありまして、
当時そこで吉野朔実が『ジュリエットの卵』を連載中。。
ファンだったんです。
毎月楽しみに待ち焦がれて拝読しておりました。
で、
当時の『ぶ〜け』では、
吉野朔実が1ページのイラスト新作映画紹介コラムをもっていて、
そのある回でアルモドバルの2作が紹介されており、
早速観にいった。
それが初ユーロ。
(この項つづく)